緑図書館は、初めての絵本選びに悩む子育て世代を応援しようと子ども向け絵本のセット貸出しを始めている。0歳児向けのものが好評だったため、1・2歳向けのセットも新たに追加した。
「子どもにどんな絵本を選んであげたら良いか分からない」―。
緑図書館には、初めて子どもに絵本を選ぶ母親などからこのような相談が多く寄せられていたという。こうした声を受け、同図書館では一昨年、0歳児向けに司書が選んだ絵本6冊をセットにした「はじめて出会う赤ちゃん絵本セット」の貸し出しを開始。独自の取り組みとして注目を集め、多い月では常時貸出し中となるなど人気を博した。
成長過程に合わせ選定
これを受け、同図書館では新たに1〜2歳児向けのセット貸出しを開始した。行動範囲も広がり、探究心が旺盛になる成長過程を踏まえ、はっきりとした色が使われているものや、身近なものが登場するもの、文章の表現にも「くり返し」や「問いかけ」があるものを中心に司書が選定している。
同図書館の司書によると、絵本架にある7000冊の中から「動物」「乗り物」「わらべうた」が題材になっている絵本を選び、セットの中に1冊ずつ入るよう工夫したという。司書のひとりは「乳幼児の頃から本に親しむ環境づくりはとても大切だと考えている。親子が一緒に楽しめるものを中心に選んでいるので、絵本選びに迷ったらぜひお役立ていただきたい」と話している。
セットの貸し出しは6冊分の扱いとなるため、空の(何も借りていない)図書カードが必要。セットの返却は緑図書館のみ可能となる。同図書館ではこのほかに「はじめて出会う絵本コーナー」を設け、絵本選びをサポートしている。
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