緑区は先月27日、区民の読書活動を推進するための指針「緑区読書活動推進目標」を初めて公表した。区は、あまり知られていない身近な図書施設の活用を推進することで読書に親しむ環境を整え、地域と連携していく具体策などを盛り込んだ。
「緑区読書活動推進目標」は、横浜市が2014年3月に作成した市民の読書活動推進指針「横浜市民読書活動推進計画」に即して今回初めて作成された。区民の読書活動を推進することで、区民一人ひとりが読書を通じて心豊かな生活を送れるようにするなどの目的でつくられている。区は昨年10月に素案を公表し区民の意見を取り入れながら2018年度までの目標として作成した。
目標で区は「赤ちゃんからお年寄りまで本に親しむ環境づくり」、「ネットワークを活かした家庭・学校・地域での読書活動の推進」、「ボランティアの育成と世代を超えた『地域のつながり』づくり」をテーマとして挙げた。
区は緑図書館以外の区内図書施設が現在、十分に活用されていないと考え、区内図書施設の認知度を上げ、利用してもらうために環境づくりを目標に掲げた。そのため、図書の閲覧や貸出ができる施設を紹介する「読書マップ」の作成や、区内施設での読書イベントを増やしていく計画を立てている。
また、緑図書館以外の施設が読書活動の推進を図ることで「読書の輪」が広がるように、区は学校や地域との連携を深めていく目標を立てた。緑図書館が推薦本を学校に紹介し子どもたちの読書に対する関心を高めるなどの取り組みを行っていく方針だ。
読書活動に関わるボランティアの育成も強化していく。読書イベントを増やしていけるように、その担い手づくりを行っていくとしている。
区は「身近なところに、図書施設があることを区民に知ってもらうことから始めていきたい。活動を通して多くの方に読書の魅力を知ってもらえれば」と話している。
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