緑区は先月、2015年度の予算案をまとめた。まちづくりに関する区独自の課題に取り組むための自主企画事業には9684万円を計上。4年後の区政50周年に向け、子育てに重点を置き、未来の緑区を担う子どもたちに対する取り組みを充実させたいとしている。
区の15年度予算案は、自主企画事業に9684万円、環境未来都市推進事業に150万円、統合事務費と区庁舎・区民利用施設管理費を含む一般管理費5億4788万9千円の合計6億4622万9千円となった。昨年度よりも304万1千円の増加となっている。予算案は現在開かれている市会定例会で審議され、3月中に議決される予定だ。
自主企画事業には、「誰もが住んでいて良かったと思えるやさしいまちづくり」を目指し、災害に強いまちづくりを進める「安全・安心なまち」、子育てや高齢者支援を行う「いきいき暮らせるまち」、豊かな自然を守り、歴史的財産のPRなどを行う「みどりの魅力あふれるまち」の3項目が掲げられた。
2019年に区政50周年を迎える区は、区の魅力を次世代に繋いでいくことが重要とし、昨年度に続き、子や保護者向けの育児教室の開催や子育て情報の提供など子育て支援事業に力を入れる。
また、高齢者支援の事業で認知症への理解を図る講座を区内小中学校で開いたり、新規で重点事業に位置づけた読書活動推進事業で、乳幼児健診の場で赤ちゃん用絵本の紹介などを行うなど、子育て支援事業以外の取り組みでも次世代育成を意識した内容を来年度計画に盛り込んだ。
区担当者は「子ども向けの防災やウォーキングに関する講座も開く予定。幅広く区民の方にPRしていきたい」としている。
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