「3、4m先にいる方に話しかけるように読むのがコツです」――。緑区社会福祉協議会主催の「視覚障がい者のための音声訳ボランティア入門講座」が3日、中山の「ハーモニーみどり」で開かれた。
音訳とは、視覚障害者など読書が困難な人に対して、本や新聞、雑誌の内容を音声によって伝えるもので、全10回にわたって行われている同講座では区内で活動する音声訳・録音グループ「みどり」のメンバーが講師を務めている。
7回目となったこの日は、聞き取りやすい声の出し方の解説が行われるなど「音声訳の技術」をテーマに開かれた。具体例を出しながらの講義に、受講生は熱心に聞き入っていた。
「みどり」の太田幸代代表は「講座を開くことは、音訳の認知度をあげる目的もある。この活動を次世代につなげていくためにも、講座修了者には、ぜひとも私たちのグループに入ってもらいたい」と話していた。
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