長津田地区で地域交流の場を提供する「ふれあいサロン長津田」の代表に今月から就任した 古澤 憲一さん いぶき野在住 67歳
住民視点で街の課題解決
○…「長津田は古い歴史と再開発が進む新旧入り混じった街。新しい住民も増えているこの街で、人と人が繋がる機会を作ることにやりがいを感じている」。代表に就任し、大切にしようと心に決めているのは「住民の視点」。実際にこの地で生活をしているからこそ見えてくる様々な課題や改善点を、サロンを通して見つけ、今後の活動に生かしていきたいと考えている。
○…2年前に大病を患い、40年以上勤めてきた会社を辞めた。「自分は今後何のために生きていくか」と次のステージを見据えた時、出た答えが地域への貢献だった。「自分や家族のために充分頑張ってきた。これからは人の役に立つことをしていきたいと考えた」。行政が開催する講座などに参加することから始め、今の団体に出会った。「会社勤めでは出会えない出会いが沢山あった。あの時、一歩踏み出して良かった」
○…息抜きになっているのがピアノ。子どもが幼い頃、ピアノを習っているのを見て、自分も弾いたみたいと挑戦して以来、時間を見つけては演奏を楽しんでいる。「人前で弾くと言うよりは、自分の心を整えるために弾いている。ピアノは一筋縄でいかない。そこが魅力」。多趣味で色々なことに挑戦するが、昔から、難易度の高いものの方が夢中になれた。
○…人と人が繋がるという事は、単に楽しい時間を共有したり、仲間を増やしたりすることだけではないと感じている。「普段から地域で顏見知りの関係を作ることは、災害時などの助け合いや犯罪の抑止にもつながる。私がやりたいのはそういった街の安全・安心に貢献すること」。第二の人生の目標はすでにはっきりと定まっている。今後は長津田地域以外の場所でもサロンを開き、絆づくりを緑区中に広げていきたいと考えている。「ボランティアは使命感だけでは中々続かないから、楽しむことを忘れずにやっていきい。多くの人に参加してもらえれば」
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