中山町の大藏寺(佐藤直道住職)で6月27日、信託契約に関する無料セミナーが開催された。
行政書士の山口貴之氏が講師を務め、3回シリーズで行われた同セミナー。「お寺で学ぶ、人生の道標」と題し、毎月一回、成年後見や遺言相続、信託契約について、実際に役立つ形で講義が行われた。
3回目の開催となったこの日のテーマは「家族信託」。遺言書や死後事務委任ではできないことを可能にする信託契約に関して、そもそも信託契約とはどういったものかという概要や、信託で実際に可能となること、遺言と信託の違いなどが紹介された。約1時間のセミナーでは、12人の参加者がメモを取りながら熱心に耳を傾ける姿が見られた。
セミナー終了後には、「受託者を選ぶのは難しいのでは」といった質問も寄せられていた。
参加した70代女性は「信託は難しかった。何かあったら専門家に相談した方がいいと思った」とコメント。山口氏は「お寺でやるという、一つの実験的な試み。お墓の承継など、身近な話題として聞いていただけるのでは」と話した。
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