緑区版 掲載号:2015年9月10日号 エリアトップへ

原三溪を描いた小説『横濱王』を上梓した 永井 紗耶子さん 区内在住

掲載号:2015年9月10日号

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三溪の魅力、小説に

 ○…日本を代表する庭園「三溪園」の生みの親で”生糸王”と呼ばれた実業家の原三溪。長けたのは経営手腕だけでなく、茶や日本画、漢詩など文化芸術への造詣も人一倍だった。「いったい何者だろう」。探究心を刺激されるこの大物に、小説というかたちで光をあてた。

 ○…資料集めから取材、執筆まで約2年の歳月をかけた。物語では、青年実業家が三溪から出資を得ようと画策するも、次第に三溪の人間としての大きさに魅かれていく。「関東大震災では私財をなげうって被災者を救済するなど、この人こそ『無私の人』だ」と話しに熱が入る。「立派な人だということは誰もが知っているけれど、その実、ちゃんと知らない。この小説が横浜の偉人、三溪を知るきっかけになれば」と期待を込める。

 ○…慶應義塾大学文学部を卒業後、新聞社の記者を経てフリーランスのライターに。ビジネス雑誌などで記事を書いてきた。「年間100人くらいの社長さんを取材しました。人生哲学を持った人、お金のことだけを考えている人、色々でしたね」と振り返る。2008年のリーマンショック以降、「時間に余裕ができたので、せっかくだから」と好きな時代小説に挑戦。10年には江戸吉原を舞台にした『恋の手本となりにけり』で小学館文庫小説賞を受賞し刊行デビュー。以後も時代ものを中心に手がけている。

 ○…物心が付く前に緑区に移り住み、現在も居を構える。真っ白な大型犬、グレートピレニーズの「ルーファス」の散歩では四季の森公園を訪れることも。「緑区は緑が豊か。気分転換をするのに緑が多いのはありがたい」と話し、さらに「街には活気があって、エネルギーが溢れている。それが楽しいなと感じる」と地元への愛着を語る。もともと緑区を横断する横浜線は、生糸を運搬していた路線。「三溪も生糸。その辺でつながりがある」。紡がれた不思議な縁に、自然と表情が和らいだ。
 

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