緑区版 掲載号:2015年10月22日号 エリアトップへ

組体操 3年間で骨折77件 市教委 規制には慎重姿勢

教育

掲載号:2015年10月22日号

  • LINE
  • hatena

 横浜市立小中学校の運動会・体育祭で行われている組体操について、2012年度から14年度までに305件のけがが発生し、そのうち77件は骨折の重傷だったことが分かった。

 けが件数は小中学生が原則加入し、けがが発生した際に申請する災害共済給付制度の届出数を基にしたもの。同給付制度を実施している独立行政法人日本スポーツ振興センターの統計によると、全国では2013年度に組体操時のけがが6349件発生している。

 組体操には背に乗るピラミッドや肩の上に立つタワーなど下支えの負担がかかる種目や、高さがある種目がある。練習、本番ともにけがが発生している状況だが、横浜市教育委員会によると組体操は実施を義務付けられているものではなく、各学校長が行うか、行わないかを判断しているという。

達成感かリスクか

 組体操を実施している市立小学校の校長は「組体操は手や足を伸ばす、支えるといった日頃の運動の延長線上。児童が力を合わせて耐えることで達成感もある」とその意義を話し、「実施に疑問はあるが、伝統種目として保護者からの期待もある」と胸の内を明かす。

 一方、ある市立中学校は、練習中に生徒が大けがしたことを受け、組体操から別の団体演技に切り替えた。校長は組体操の教育的価値に理解を示しつつも、子どもの体力低下や練習時間確保の難しさから「今後注意をしてもけがは発生する」と判断。「けがをしてまでやることではない」と話し、「楽しみにされている伝統種目をやめる難しさはあるが、安易に『例年やっているから』と続けるのではなく、見直しをして実施を判断することが大切ではないか」と指摘していた。

「各校の自主性尊重」

 組体操の内容に規制を出す動きもある。大阪市教委は、けがの多さやピラミッドなどの種目で高さを競う風潮、指導教員の経験不足を理由に、9月からピラミッドは5段、タワーは3段までと高さに制限をかけ、けが防止に力を入れ始めた。

 一方、横浜市教委は、けがの発生状況を把握しながらも「学校ごとの自主性を重んじ、一律に規制をかける必要性は考えていない」との立場で、けが防止に関しては研修の中などで注意喚起を図っていくとの対応に留めている。

緑区版のトップニュース最新6

5年ぶりに税収減

横浜市

5年ぶりに税収減 経済

市民税 個人最高も法人減

7月29日号

シェアオフィスに

長津田駅旧定期券売り場

シェアオフィスに 社会

12日より運用開始

7月29日号

霧が丘の団体が1次通過

ヨコハマ市民まち普請事業

霧が丘の団体が1次通過 文化

地域のたまり場を目指す

7月22日号

改定で浸水想定約5倍に

内水ハザードマップ

改定で浸水想定約5倍に 社会

下水道の排水に限界も

7月22日号

「感動させる走りしたい」

陸上男子110ⅿH泉谷駿介選手

「感動させる走りしたい」 スポーツ

東京五輪代表に

7月15日号

倒産件数、上半期は大幅減

倒産件数、上半期は大幅減 経済

特別融資、支援金が下支え

7月15日号

十日市場の歯医者 みどり歯科

安心の保険診療中心。車椅子のまま乗降可能な専用車で無料送迎できます。

https://midoridc.net/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月18日0:00更新

  • 2月25日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年7月29日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter