長津田商店街協同組合(中山勲理事長)が防犯カメラとLED街灯の設置を進めている。年内をめどに、再開発が進む長津田駅周辺をはじめ、地元住民から要望が多かった小中学校周辺も含め設置を完了させる方針。
今回、同商店街が設置するのはLED街路灯117本と防犯カメラ23台。中小企業庁が取り組む「商店街まちづくり事業」を活用したもので、区内では中山商店街協同組合に次いで2例目となる。
街路灯については以前の設置から40年以上経過したものもあり、老朽化が進んでいた。また、「田奈中学校前の街路灯2本が腐っている」「学校周辺が暗い」という地域住民からの通報が商店街に入ることがあったという。
過去にはひったくり被害も
薄暗い路上を狙ったひったくり事件が発生していることなども受け、同商店街では昨年6月頃から商店街と地元小中学校周辺への設置を検討してきた。
設置費用の3分の2は補助金で賄うが、対象外となる小中学校周辺への設置分(街路灯8本・防犯カメラ4台)については商店街が地元に寄付する方針だ。
街路灯は環境にも配慮しLEDを採用。防犯カメラはICチップ型のものを設置する。プライバシーなどに配慮し、事件などがあった際のみ警察の立ち会いのもとチップを取り出すルールを設けた。
設置は順次進められ、12月15日頃までに完了する予定。
中山理事長は「地域への恩返しとして今後も地域の人全員が住みやすいと感じられる環境づくりに努めていきたい。必要な様々な試みを今後も検討していくつもり」と話している。
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