神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2016年1月14日 エリアトップへ

新春インタビュー 歴史的勝利に貢献更なる飛躍めざす 桐蔭高校出身 ラグビー日本代表 松島幸太朗選手

スポーツ

公開:2016年1月14日

  • LINE
  • hatena

 昨年9月から1カ月半、イングランドで開催されたラグビーワールドカップ(W杯)。日本代表は、優勝2回の実績を持つ強豪国・南アフリカを破るなど、過去最高成績を残した。全試合に出場した松島幸太朗選手(サントリーサンゴリアス所属)は、桐蔭学園高校=鉄町=ラグビー部の出身。今大会の振り返りと、日本で開催される次回2019年のW杯を含めた今後の展望について、話を聞いた。

     ♢      ♢

 自身初となったW杯では全試合に先発し、トライを期待されるWTB(ウイング)としてフル出場を果たした。「若い年齢で大きな大会に出させてもらってすごく成長できた」と納得の表情をみせる。エディー・ジョーンズヘッドコーチに認められた要因を「プレーの安定性」と分析。「試合では、ボールを持ったら積極的に仕掛けるように」と言われていた。

 南アフリカ戦での五郎丸歩選手のトライは、松島選手が相手ディフェンスを突破して生まれたもの。試合前の分析で、相手の10番周辺を狙うと決めていたという。「ボールを持つ前からスペースが空いているのが見えたので、抜けるとわかっていた。あとは五郎さん(五郎丸選手)にパスをつなぐだけだった」と冷静に振り返る。

 世界中が驚いた一戦だったが、「試合前から、チーム一丸で戦えば勝てると思っていた。受け身にならなかったことがよかった」。淡々と語りつつも「南アフリカ国民は誰ひとり負けるとは思っていなかったのでは?」と、自身のルーツでもある強豪国側が受けた衝撃を想像し、思わず表情を崩した。

高校時代に「礎」築く

 桐蔭学園の藤原秀之監督とはW杯前にも連絡を取り、激励の言葉をもらったという。高校時代の3年間は、東京の自宅から鉄町に通っていた。「今のプレーにも生かされている」と話す、パスのスキルや低いタックルの姿勢などラグビーの基礎はここで培われた。「街並みがきれいで、駅から少し離れると自然が多い落ち着く場所」と青葉区に親しみを持つ。共に汗を流した当時の仲間とは、今でも連絡を取り合っている。

 昨年は代表としての活動が長く、「メンタル的な疲れは感じている」が、次回のW杯に向け、昨年に続いて今年も海外挑戦をする予定だ。「4年間はあっという間に過ぎる。高いレベルでプレーすることが大切」と気を引き締める。ラグビーの競技者人口も増えつつある現状に「いい選手が増えてくると思うので、自分もチャレンジ精神を持ってレベルアップしていきたい」。一歩ずつマイペースに、どこまでも成長を続けていく。
 

「先を見ず、相手をリスペクトしてしっかりとした準備を」と後輩にエールを送る松島選手
「先を見ず、相手をリスペクトしてしっかりとした準備を」と後輩にエールを送る松島選手

緑区版のローカルニュース最新6

市歴史博物館にマルチシアターが登場

市歴史博物館にマルチシアターが登場

4月29日、改装した歴史劇場の再オープンで

4月24日

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

戦後の横浜 写真資料でたどるサイト

4月27日から都市発展記念館が公開

4月24日

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

「プリンスアイスワールド」が市内カフェとコラボ

5月12日までスケーター推薦のグルメを味わえる

4月24日

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

日本最大級のシネマフェス みなとみらいで人気作品を野外上映

4月30日〜5月6日、「SEASIDE CINEMA 2024」

4月24日

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

横浜市へのふるさと納税でJR運転士・車掌体験

寄付5万円、仕事体験ツアー

4月23日

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

脱炭素化、気候変動対策を考えるワークショップ

5月29、30日 パシフィコ横浜とオンラインで

4月23日

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook