緑警察署(清水昭人署長)は1月21日、鶴見川で人命救助を行ったとして加藤宙さん(青葉区在住)に対し、感謝状の贈呈式を行った。
加藤さんは1月6日午後5時15分ごろ、営業で区内を回っていた際に、鴨居一丁目の鶴見川河川敷で、対岸から聞こえてくる救助を求める声に気付き、異変を察知した。加藤さんは着ていたスーツを脱いで、川に飛び込み、暗い中声を頼りに泳いで川を捜索。水面から顔を出していた小学生の男の子を発見し、救助を行った。
男の子は河川敷で遊んでいた際に、誤ってサッカーボールを川に落としてしまい、回収しようと川に入ったところ、深みにはまり溺れたという。救助された男の子は怪我などもないことから、警察や救急の手を借りることなく、迎えに来た保護者とそのまま帰宅した。
感謝状を受け取った加藤さんは「真冬の川に飛び込むことへの恐怖心よりも、人命救助を何よりも優先した」と話した。
清水署長は「暗い中、声だけを頼りに真冬の川に飛び込む勇気に敬服した。勇敢な行動に感謝したい」と語った。
緑警察署によると、今回のような鶴見川での水難事故は近年報告の無い事故であったという。
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