メジャーデビューを果たし、翠陵高校30周年記念事業でOGとしてライブを行った Sakuさん 緑区在住 23歳
「心のスイッチ」大事に
○…「ライブでは部活や学業を頑張る後輩たちの背中を、歌で押してあげたかった」。母校で歌いたいという希望は前々からあり、依頼が来たときは喜んで引き受けたという。在校生と力を合わせて作り上げたライブでは、全力で取り組む後輩の熱いパワーを感じた。「本番直前には目の前で私の歌を披露してくれた後輩もおり、思わず泣いてしまいました」と振り返る。
○…「音楽は私にとって水や空気と一緒。あるのが当たり前」と思いを語る。中学１年の時から本格的に活動を始めた。作曲やオーディションへの挑戦などへ精力的に取り組み、高校進学時からは青葉台駅前で週１回ライブを行い、雪の日も台風の日も演奏したという。「駅前を通り過ぎる一瞬の出会いを奇跡だと思って大切にしたかったんです」と笑顔を見せる。地道な活動が実を結び、昨年映画「ビリギャル」の劇中歌でメジャーデビューを果たした。「ビリギャルのヒロインの様に、私も”自分を信じる力”を大切にして音楽活動を頑張ってきたので、デビューが決まった時は本当に嬉しかった」
○…中学校から自由な風土の翠陵に通っていたから今の自分があると話す。運動部に所属していたこともあり、思い切りのいい性格。「昔から一度スイッチが入ると止まらなくなる。色々な人やライブから刺激を受けると新しいスイッチが押される気がする」と笑顔。より強い刺激を受けるために、デビュー前は渋谷のタワーレコードに直接履歴書を持ち込んでバイトを始めたという。
○…２月24日には２ｎｄシングルが発売予定。将来の目標は横浜アリーナでの単独ライブ。今年の成人式では、新成人の背中を目標の場所で押したいと思い、会場前でライブを敢行。「来年の成人式は、横アリ改修後第１号としてステージに立つ」と野望を語る。今後は自身の歌を通して、聞いてくれた人の「スイッチ」を押していく。
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