区内でマクロビオティックの料理教室を運営する小澤由利子さんが3月9日と10日、聖ヨゼフ学園小学校(鶴見区)で放課後料理教室を開催した。
同校は信仰・希望・愛の精神に則り、国際バカロレアPYP初等教育プログラムの候補校として教育を展開している。この時期はアフタースクールの取り組みの一環として放課後の時間を活用した特別教室を実施。料理を通じ、自然の食材に触れることで、生きる力を身に着けてもらおうと活動する小澤さんが講師に招かれた。
参加した児童ら約30人は白砂糖の代わりにメープルシロップを使用し、バターやマーガリンを使わずに作るクッキーと、寒天や葛粉を組み合わせた自然食材のゼリー入りフルーツポンチづくりに挑戦。素材の持つ風味や味を最大限に活かした調理法に「砂糖がなくてもこんなに甘くて美味しい」「りんごの味ってこんなに濃いんだ」などと感動した様子だった。
「手作りの温かさ感じてほしい」
小澤さんは「イライラしたりストレスを感じた時はクッキーなどよく噛むものを食べると良い」「今日は一日頑張って疲れたという時は柔らかいゼリーなどを食べて心と身体を解放してあげて」と教えた。
小澤さんは食を通じ、子どもたちに豊かな未来を自らの手で切り開く力を育んでほしいとの思いからこの教室に参加しているという。「身体に優しい食材は心まで優しく穏やかにする。食べることは生きることだと心から感じてもらえるような体験を今後も提供していければ」と小澤さんは話している。
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