区民が身近な地域で安心して暮らし続けられる環境整備のための計画「緑区地域福祉保健計画 みどりのわ・ささえ愛プラン」の第3期計画が策定された。新たな計画も加わり、区民への支援内容が多く盛り込まれている。
第3期計画は、2016年度から20年度までの5年間の福祉保健の指針を定めたもので、昨年実施された区民アンケートやグループインタビューで集められた福祉保健団体などのニーズや課題を踏まえ策定された。
今回の計画はこれまで基本理念としていた「誰もが安心して暮らし続けられる緑区をめざして〜一人ひとりが主役・共に支えあうつながりのあるまちづくり〜」を継承。その上で基本的な理念・目標を定めた「全体計画」と、区内を11の地区に分け、それぞれの取り組み指針を掲げた「地区別計画」、地区別計画への支援強化などを盛り込んだ「区域計画」によって構成されている。
情報共有を重視
「区域計画」は「第3期」で新たに設定されたもので、区役所や区社会福祉協議会等が区民らと連携・協働して地域課題に取り組む行動目的を定めたもの。具体的には区民それぞれの生活や身の回りに起こりうる「見守り体制」「認知症」「障がい」「子育て」「災害時の支援」「健康づくり」といった6つの課題を重点テーマとして抽出しそれらの支援対策や実施機関・団体を定めることで、課題に直面している区民が自分にあった取組を図れるようにしている。
同時に、地区ごとの取り組みをバクアップするための体制づくりや情報の共有などを図ることを目指した指針が掲げられている。
身近なエリアでの目標と取組を定める「地区別計画」は区内11の連合自治会・地区社協単位の「計画推進策定委員会」が中心となり、エリアごとに異なる地域課題の克服に向け計画を推進していくことになる。
公共施設で冊子配布
詳細をまとめた冊子やリーフレットは区役所ホームページでダウンロードできるほか、区役所、区社会福祉協議会、各地域ケアプラザなどで配布している。
青木かの子福祉保健課長は「計画が絵に描いた餅にならないように地域や自治会との連携を密に行っていきたい」と話した。
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