霧が丘連合自治会地区(塚田順一会長)が火災の発生しない「連続無火災日数」を867日に伸ばしている(12月11日時点)。7月には2年間(730日)達成を記念し推進委員会から感謝状が贈呈されている。
緑区では、事故による火災も含め、消防車の出動を要する火災が発生しない日数を連合会ごとに記録している。連合会の世帯数にもよるが、長くても300日程度が平均的な記録と言われている。計測時点では、次点の新治西武地区連合自治会の351日を大きく離している。
霧が丘地区では、無火災が2年以上続いたのは連合自治会発足35年の間で2度目となった。7月に2年間の無火災を達成し、今も記録を更新していることについて、塚田会長は「長く住んでいる人同士の連携や危機意識の共有が出来てきたことが要因の一つでは」と推測している。
防水訓練年4〜6回
同自治会では、夏と冬に緑区役所と協働で1泊2日の宿泊訓練を行っているほか、年に4〜6回小型ポンプを使った防水訓練を行っている。
訓練では火災発生時の対処法だけでなく、近年の住宅事情や火災発生状況をレクチャーし、危機意識を高めている。「最近はタバコを吸う人も減ってきていることもあり、火災の発生は台所に多くなっている。そこで起こさないこと、起きても迅速に対応できる方法を指導する」と塚田会長。
防災訓練では実際に火を起こし、訓練用ではなく本物の消化器を使う徹底ぶりだ。万が一出火しても、火災になる前に消化できるような対応の仕方を指導している。イベントではなく「訓練」として本気で臨んでもらうために、他地区の訓練と異なり敢えて参加費も徴収しているという。
同自治会は、通報せず自力の消火も出来るよう、火災を発見した際、消火栓に直結して自力で消火活動を行える消火箱を個人住宅敷地内に6個、歩道に1個、倉庫に1個昨年新たに設置した。塚田会長は「防火、防災のための準備は徹底的行い、3年間(1095日)無火災記録の達成に向けて、今後も声かけや訓練を継続する」と語った。
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