田奈中学校1年の川島宇宙(そら)くん(いぶき野在住)が先月行われた「関東アンダージュニアボクシング大会」(36kg級)で優勝。来年3月に岐阜県で行われる全国大会に向け練習に打ち込んでいる。
十日市場にある協栄ボクシングジムに所属する川島くんは小学1年生の頃、母親と参加した協栄スポーツクラブ十日市場で初めてボクシングを体験。水泳やダンスなどの教室も体験したが、「パンチを打ってミットで快音がなった」のが嬉しくてボクシングを始めたという。
小学5年生の時、大阪で行われた「第4回全日本アンダージュニアボクシング大会」の小学生の部(30kg級)で初めて全国チャンプに輝いた。この大会は日本ボクシング連盟が主催し、小中学生ボクサーの登竜門とも言われている。こうした戦歴を経て、今年初参戦の中学生の部で早速全国への切符を掴んだ。
関東大会の決勝戦では3年前にKOされ敗戦を期していた相手との対戦になり、予期せず苦手な打ち合いの展開に。相手の気迫に押されると勝負が危ういと手数で反撃し、激戦を制した。川島くんは「予定とは違う勝ち方だったが嬉しかった。全国大会は入念に準備し頂点を目指したい」と話す。
精神面強化が鍵
同ジムの笠康次郎チーフトレーナーは川島くんについて「とにかく練習熱心。試合では気持ちの弱さがでることもあるが、基礎がしっかりできている。言われたことをきちんと守ることができるから強い」と話す。今後は精神面を鍛えつつ、どんな試合展開になっても負けない体力づくりなどを強化していく方針。さらに、全国の猛者に負けないようカウンターパンチの精度を磨いていくという。
「将来の夢は世界チャンピオン」と言う川島くんは、現在は全国大会に向け週5日、放課後ジムに通い2〜3時間の練習に汗を流す。「ハードで辛い練習もあるけど、笠トレーナーの指導を信じて練習している。将来世界チャンピオンになるために、この全国大会はぜひとも優勝したいと思う」と気合十分だ。
全国大会は来年3月、岐阜県で開催される予定。
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