鴨居駅周辺の地域活性に努める市民団体「鴨居駅周辺まちづくり研究会」が国土交通省大臣表彰「手づくり郷土賞(一般部門)」を受け3月2日、緑区役所(1階イベントスペース)で認定証授与式が行われた。
国交省関東地方整備局(大野昌仁企画部長)主催で行われた認定授与式には、同団体メンバーのほか、名取正彦区長、地元選出の国・地方議員らが来賓として招かれ、地道な地域活動を続けてきた同団体の受賞を祝った。
「鴨居駅周辺まちづくり研究会」は1999年、地域住民らにより設立された。2003年からは毎週日曜日に鴨居駅通路の清掃活動を休まず実施し、通算で700回を超える。この清掃活動は、地域の企業や学校なども巻き込み、一大奉仕活動へと成長。「鴨居の”玄関口”である鴨居駅をきれいに」を合言葉に住民同士の繋がりを創出している。
また、清掃を行っている鴨居駅通路では年に3回のコンサート「エキコン」を開催し、文化の発信にも積極的に取り組んでいる。
今回の受賞は、地域の資源である「鴨居駅」を活用した住民主体の取り組みが評価されたもの。
授与式に臨んだ狩野陽二相談役は「住民らが始めた活動を地域や行政、企業の皆さんが支えてくれたおかげ。会は高齢化が進むが皆いきいきと活動してくれている。これからも自分たちの街を誇れるよう、また次世代を担う子どもたちの誇りとなれるよう活動を続けていきたい」と挨拶した。
来賓として挨拶した名取区長は「(受賞によって)緑区の誇りが全国の誇りとなった。各地で住民主体によるこの地道な活動を自慢してきた私としては、自分が受賞したみたいに嬉しい」と感想を述べた。
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