手術に3億円必要
心臓の難病「拡張型心筋症」を抱える男児・稲本啓(ひろ)ちゃん(2歳4カ月)が米国で手術が受けられるようにと支援者らが募金活動を行っている。
啓ちゃんは茨城県土浦市在住の稲本創さん・麗子さん夫妻の次男。生まれて間もなく心臓に異常が見つかり、入退院を繰り返してきた。現在は、一時的な措置として小児用の補助人工心臓を装着しており、今後、生きるためには移植手術を受けるしかない。米国での手術には渡航費などを含めて約3億1千万円が必要。
現在は創さんの友人らが立ち上げた「ひろくんを救う会」が全国で支援を呼びかけている。創さんは「温かい支援に感謝します。一日も早い手術が必要です。今後も支援の輪を広げていただけたら」と話す。募金などの問い合わせは同会事務局【電話】029・826・8565。
伯父・教員も呼びかけ
麗子さんの兄で啓ちゃんの伯父にあたる栗原義一さんは横浜英和小学校=南区=の教諭を務めており、学校法人「横浜英和学院」が全校をあげて募金活動を進めるなど、市内で支援の輪を広げている。栗原教諭は、「啓のためにできることをやっていきたい」と話す。
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