白山高校の美術コース3年生が、鴨居地区老人会の交流スペース「アキホーム」の壁にイラストを描いた。同施設を運営する織裳重雄さん(84)の要望に応えたもの。春夏秋冬をテーマに8枚の大きなパネルを完成させた。
今回の取組みは、老人会の憩いの場「アキホーム」を昨年開所した織裳重雄さんが「ホームを地域の人の手で彩りたい」と白山高校に依頼し、実現した。
同校美術コースの3年生36人は、縦1・6m、横0・8mのベニヤ板に日本の四季を描こうと、アクリル絵の具で描かれた8枚のイラストを約5カ月かけ完成させた。
生徒らの作品は先月末に同施設の壁一面に飾られた。訪れた施設利用者らは「迫力に驚かされる」「施設内が華やかになった」と感動した様子で鑑賞していた。
仲間たちと枝垂桜で「春」を表現したゴンザレス・ビビアンさんは「背景のグラデーションを塗り分けるのに苦戦した」と振り返る。
同施設では、今後も地域住民の手を借りて、施設内のスペースを華やかに装飾していくという。
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