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緑区版 公開:2017年4月6日 エリアトップへ

「伊賀流手裏剣打選手権大会」で優勝を果たした 池辺 政昭さん 四季の森武道塾・塾長 56歳

公開:2017年4月6日

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”全と個”融合させる

 ○…手裏剣を的に当てる的中率と所作の合計点で競う大会には、誰も成しえていない2度目の優勝をかけて臨んだ。「一昨年の優勝から再び大会を制することで”真の忍者”になりたかった」と振り返る。最後の一投まで勝敗がもつれこみ、緊迫した空気の中見事的中。プレッシャーを力に変え、優勝をもぎとった。「生徒に誇れる結果となって嬉しい」。いつも思うのは塾生たちの顔だという。

 ○…幼い頃から先祖は飛鳥時代、奈良で忍者をしていたと聞かされていた。祖父は諜報活動をしていたとされ、子どもの頃から「忍者」は憧れの存在だった。先祖の事を調べていくにつれ、様々な資料が見つかり、忍者をさらに身近に感じたという。武道は常に身近にあったし、30代で出会った古武術と忍者文化を融合させ武道塾を開くことは必然であったのかもしれない。「日本の歴史とともに育まれた様式美や礼儀を若者に伝えていきたい」と運営する塾には国籍問わず100人以上の生徒が修行に訪れる。

 ○…十日市場地区センターや中山町のイベントスペース「753市」で忍者ショーや手裏剣、弓矢教室などのワークショップを行ってきた。「緑区は四季の森公園をはじめ、本当に緑豊かな地域。日本文化を広めるのにもってこい」と街への思いを馳せる。今も自身の修業は欠かさない。毎日手裏剣を100回投げながら精神統一を行う。「的と自分、世界と個が一体になるように心がけて投げると真ん中に当たる」と断言する。その為、大会では、メガネを外し、的に固執しないようにした。

 ○…次の目標は2連覇。「今回勝てたのもラッキーに近い。本当の勝負はこれからだと思います」とどこまでも謙虚に気を引き締める。日本有数の「忍者」になり、活躍することで横浜から日本文化の発信源になりたいと考えている。「自身が成長することが、生徒の成長にも繋がるんです。これも”全と個”ですね」

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