県政レポート【14】 神奈川にカジノは必要か?【2】 神奈川県議会議員(緑区選出) 古賀てるき
本紙5月25日号でもご報告した通り、昨年末に国会でカジノを含む総合型リゾートの推進を目的とした「IR整備推進法案」(いわゆるカジノ法案)が成立しました。これを受けて秋の臨時国会には「IR実施法案」の提出が見込まれており、カジノ導入にむけ着々と準備が進んでいます。
日本人は回数制限!?
政府は、ギャンブル依存症対策として日本人客のカジノ施設への入場回数を制限する方針で、本人確認のためにマイナンバーカードの提示を求めるなどの方法を検討しています。
「コト」の魅力向上を
とすると、カジノは主に外国人観光客に向けたものと言えますが、そもそも外国人観光客はカジノで遊ぶためにわざわざ日本を訪れるのでしょうか。そうではなく日本でしかできない体験、日本でしかできない「コト」をしに来るのだと思います。例えば、江ノ電の鎌倉高校前踏切は、アニメ「スラムダンク」のオープニングシーンに登場する場所として、主に台湾人観光客の人気スポットになっています。このように、その場所でしかできない「コト」の魅力をアップさせることで外国人観光客も日本人観光客も増えると思います。
やっぱりギャンブル
以前、IR投資を検討する米国業者の説明会の際、米国人の副社長は「投資には1兆円かかるが、5〜7年で回収できる」と言いました。しかしカジノは所詮ギャンブル。「誰かの勝ちは誰かの負け」この回収は「誰かの負け」でなされる仕組みなのです。
判断は間もなく
横浜にカジノを作るか否か。横浜市長の動向を見守りたいと思います。
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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