緑区内にある商店街に店を構える若手経営者らによって構成される「みどり区若手経営塾」が5日、谷津田原商栄会の駐車場で露店を並べ、「こだわり市」を開催した。
みどり区若手経営塾は2002年、区役所や緑区商店街連合会の働きかけによって結成された団体。現在18の店舗が名を連ね、地域や商店街の活性化を目的に様々な活動を行っている。
こだわりの品を紹介・販売するこだわり市はこれまで、区役所前のロビーで行われてきた。今回は、はじめて住宅街の一角を使って開催された。
当日は地酒や茶葉、仏花、クロワッサン、おこわなどが並び、開始30分ほどで売り切れる品が出るほど盛況だった。
近所に住む70代の女性は食パンと山菜のおこわを購入。散歩の途中で開催しているのに気が付き足を運んだといい、「開催することは知っていましたが、今日だとは思わなくてお金を持ってこなかった。お酒がほしかったけど、我慢します」と笑みを見せた。
同団体によると、駅から離れた地域の高齢者など、普段買い物などにも苦労が多いことが予想される人たちにこだわりの品を届けたいとこの場所を選んだという。同塾メンバーの一人は「久しぶりの開催なので、どうなるか不安でしたが、手ごたえを感じています」と話した。今後は、三保町や新治町などでの実施も考えているという。
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