長津田にあるマンションの集会所にボランティアがコーヒーを提供するサロン「みんなのカフェ茶々」がオープンした。月1回のカフェには地域の高齢者など多くの人が訪れ、ひと時の交流を楽しんでいる。
「みんなのカフェ 茶々」の取り組みは、地域住民に交流の場を提供しようと始まった。ここでコーヒーを提供するのは「コーヒーボランティア」と呼ばれる人たち。横浜市内のコーヒー愛好家などの提唱で始まり、美味しいコーヒーの淹れ方などを学んだ市民ボランティアが各地で誕生している。
長津田地域ケアプラザではこれをボランティア育成に役立てようと、長津田地区社会福祉協議会などと協力し、養成講座を実施。約10人をコーヒーボランティアとして養成した。
修了者は習得したコーヒーサーブの技術を地域に還元したいと、横浜市営・長津田スカイハイツ第一集会所(緑区長津田2の11の3)で月1回のカフェをオープンさせた。カフェでは一杯ずつ丁寧にハンドドリップで提供しているという。
支えあいの絆づくりを目指す地域福祉の現場では、ボランティア育成は喫緊の課題とされている。コーヒーという身近な存在をきっかけに地域福祉の支援ができるコーヒーボランティアについては「コーヒーは男性にも愛好家が多く、男性が地域の活動を始めるきっかけにもなればと考えている」と同地域ケアプラザの河野由香里さん(生活支援コーディネーター)は話す。
カフェは毎月第4水曜日に開催。実施日には、毎回30人を超える人が会話や交流を楽しんでいる。カフェ利用者のひとりは「駅から近い場所にこのようなカフェがあるとは驚き。顔見知りに出会ったり、おしゃべりが楽しいのでまた買い物の帰りに寄りたい」と話している。
次回開催は9月27日(水)。時間は午後1時半から3時まで。コーヒーは150円(お菓子付/おかわり50円)。問い合わせは長津田地域ケアプラザ(【電話】045・981・7755)。
緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>