第48回衆議院議員総選挙が10月22日に投開票され、神奈川8区(緑区・青葉区・都筑区の一部)では無所属の江田憲司氏が約12万票を獲得して当選。次点だった自民党の三谷英弘氏も比例復活当選を果たした。
前職の江田氏、元職の三谷氏のほか、共産党の新人・加藤リカ氏、政治団体フェア党代表の新人・大西恒樹氏の4人で争われた今回の総選挙。勝利したのは地力に勝る江田氏だった。
江田氏は所属していた民進党が事実上瓦解し、無所属での挑戦だったが、強固な地盤をバックに選挙戦を展開。投票終了後の午後8時に当確が報じられた。江田氏は「今回の選挙は(無所属として)政治家の原点に立ち戻り、皆さん一人ひとりと手を携えて勝ち得た勝利」と感謝を述べたほか、「選挙前に分断された野党を束ね、自民党に対抗できるライバル政党作りにまい進していきたい」と今後の野党結集に意欲を見せた。
一方、前職・福田峰之氏の離党を受け、急きょ自民党公認候補となった三谷氏。限られた時間の中、菅義偉官房長官が4回応援に入るなど総力戦を展開するも落選。涙を見せたが、比例で議席を獲得した。三谷氏は「次はしっかりと小選挙区で勝利したい」と話し、「教育施策の充実に積極的に取り組みたい」と語った。
貧困と格差の是正を訴えた共産党の加藤氏、経済の根本的な問題解決を訴えた大西氏は票が伸びなかった。
小選挙区投票率は緑区51・32%(前回比3・36ポイント減)、青葉区54・78%(同2・93ポイント減)で、小選挙区制となって以来最低。今回から含まれた都筑区の一部は55・51%だった。
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