緑区歯科医師会の会長に就任した 遠見 治さん ながつた歯科医院・院長 63歳
「地域との関わり大切に」
○…緑区で開業する歯科医58人を取りまとめる重責を受けた。「これまでの会長がそうだったように、会員同士の親睦を深め、勉強会なども積極的に行っていきたい」と抱負を語る。高齢化が今以上に進む未来を見据え、会員らが訪問診療などを学ぶ機会を作り、情報交換を行っていくことも今後の歯科医師会の大きな役目だと感じているという。
○…茅ヶ崎市生まれ。瀬谷区で開業する歯科医の父の背中をみて育った。その影響か、自身も自然と同じ道を志すように。28歳の頃、緑区長津田に「ながつた歯科医院」を開業し、35年が経った。患者と向き合い、治療にあたる時に心掛けているのは「患者さんの気持ちを大切にすること」。一方的に治療するのではなく、説明をし、納得してもらうことに重きを置いている。「予防」にも力を入れ、今ある虫歯のほかに、これから虫歯ができない環境づくりのため、ブラッシング指導にも熱が入る。「患者さんからありがとうの言葉をもらう時が一番やりがいを感じる」
○…学生時代からサッカーに興じるなど身体を動かすことが好き。10年前まではシニアサッカーリーグで汗を流していたほどだ。ポジションはDFで、「守りだけでなく攻撃もできるプレースタイルが理想」だという。最近はリフレッシュというと専ら愛犬との散歩が主になった。保護犬をひきとり、大切に可愛がっている。「帰宅すると一番に出迎えてくれる」ととびきりの笑顔を見せる。
○…会員増強は特に力を入れたい取り組みのひとつ。「会に所属していれば会員同士勉強もできるし、様々な社会貢献活動を通じ地域との接点もできる。このことは非常に重要。私たちの成長にも繋がる」と熱く語る。自身もこれまで、同じ地域で開業する医師たちと切磋琢磨してきた。来る大介護時代に向け、この「地域との繋がり」と「顔の見える関係」を大切に、地域医療を支えていく。
|
|
|
|
|
|