鴨居第三地区自治会長を務める 小宮山 政行さん 鴨居在住 78歳
「変化することを恐れない」
○…桜まつりや納涼盆踊り大会、節分祭など、鴨居で行われる行事の運営に深く携わる。4月に行われる桜まつりでは、案内状や看板の作成、出店する店舗の配置決めなどを取り仕切る。「自分は裏方の仕事が好き」と優しく笑う。自治会長として、親睦行事のイチゴ狩りなどのまとめ役も率先して担う。「昔は鴨居も若い人が多かった。自治会の活動を盛り上げ、若者にも魅力のある街になるように色んなアイデアを出していきたい」
○…長野県生まれ。高校卒業後、父が発電所の職員だった影響で、電力会社に就職し東京へ。主に広報の仕事に深く携わってきた。まだ停電などが頻繁に発生していた時代。その都度、マスコミや関係企業へ状況を正確に報告することも大きな仕事だったという。マスコミや経営者など社内外問わず、たくさんの人と関わることが多く、自然と人と接することが好きになっていった。
○…営業所の所長時代には約500人の組織をまとめたことも。組織を預かる者として意識していたのは「変化を恐れないこと」だった。業務の効率化を進め、無駄を省くことで働きやすい職場作りに取り組んだ。効率化や業務改善で生み出した時間を他の事業や社員の私生活充実にあててもらいたいと心血を注ぎ、部下にも「常に考え、変化していくことの大切さ」を伝えてきたという。
○…仕事上、人と接することが多かった一方、地域との関わりは多くはなかった。「地域の役に立ちたい」と思っていた矢先、自治会への加入を勧められた。加入後は、当時利用者が増えたにも関わらず利用体系が整っていなかった鴨居会館の運営方法の改善に着手。利用申込書の作成から支払いまで一連の流れをまとめあげ、円滑に利用できる環境を整えた。「裏方として、地域行事のスムーズな運営を支えていければ。改善することで地域の人に喜んでもらえればうれしい」
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