中山駅北口からすぐの場所にあるデイサービス事業所の一角を活用し、住民同士の「総合生活相談窓口」の取り組みが始まった。月1回、自由に集い、地域情報や生活の困り事などを共有することで、住民同士の輪を広げたいとしている。
場の提供と運営を支えるのは中山を活動拠点に高齢者支援や地域活性などに取り組むNPO法人笑顔。デイサービス事業所の空きスペースを活用し、住民同士が気軽に集まれる場「みどり笑顔サロン」を作った。副理事の高鹿真杉さんは「引きこもりや高齢者の孤立など地域の課題は様々あるが、人に話をしてはじめて分かり合えることもある。まずは日々の生活の中で感じたことを気軽に話せる場所を作り、それがやがて地域包括ケアのような役割を果たしていければ」と思いを語る。
サロンは月に1回行い、参加は自由。毎回十数名が集まり、雑談の中から様々な話に発展する。これまでに「中山の開発に望むこと」や「健康づくり」、「地域のスポーツ」などの話が飛び交い、世代も境遇も異なる参加者らが自由に意見を交換した。
「地域参加のきっかけに」
先月26日に行われたサロンでは今、全国で広がるごみ拾いボランティア「green bird」の活動への参加を探る動きが参加者らから出た。高鹿さんは「誰かの発言をきっかけに、参加者らが新たな取り組みに向けて手を取り合えることは大変素晴らしいこと。この会をきっかけに地域活動に参加していく人も増えていけば」と話す。
次回開催は4月23日(月)(午後6時半から開始)。会場はサロンド鹿鳴館(中山町307の11)。参加費は500円(コーヒー付)。詳細は(【電話】045・507・9015)。
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