特別養護老人ホーム「さわやか苑」(保土ヶ谷区)が鴨居地域にある空き家を活用し、高齢者の交流拠点を設置した。居場所を求める地域の声に、同ホームの施設長・大矢陽子さん(緑区在住)が応えたもの。地元自治会などとも連携し、運営していくという。
65歳以上(概ね)の人なら誰でも利用できる交流拠点「Salоn(サロン) ジーバ」は、先月オープンした。最寄の鴨居駅から少し離れた所にある鴨居7丁目は、閑静な住宅街。飲食店なども少なく、かねてから「シニアが気軽に集える場所が欲しい」「ひきこもりにならないような楽しい場所が欲しい」という声が地元自治会などに寄せられていたという。近隣に住む大矢理事長はこうした声を受け、自身が統括施設長を務める特養ホームが進める地域貢献の一環として、居場所作りを模索してきた。その折、横浜市が行う空き家活用事業で近隣の空き家が使えると知り、ここを交流拠点にサロンを運営することを決めたという。
サロンは毎週火曜日にオープン。1回100円の飲み物代のみで、午前の部(午前10時〜正午)、午後の部(午後1時〜3時)の利用が可能。まだスタートしたばかりだが、常時20人ほどが利用しているという。
大矢さんは「今後は、地元自治会や地域ケアプラザの皆さんの協力もいただきながら、囲碁や将棋などができる設備を整えていきたい」と話す。
利用についての詳細・問い合わせなどは鴨居地域ケアプラザ(【電話】045・930・1122)。
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