県政レポート 20 かながわ鶏と知財戦略 神奈川県議会議員(緑区選出) 古賀てるき
かながわ鶏は、県内初の肉用鶏です。比内地鶏や名古屋コーチンなどはよく耳にすると思いますが、神奈川県独自ブランドの鶏肉はありませんでした。
旨味と歯ごたえ
県では地域経済の活性化につなげるため、農林畜産物の品種開発や、6次産業化の支援等を行っています。かながわ鶏もそのひとつで、神奈川県畜産技術センターで、肉質に定評のある「シャモ833系」の雄と、卵肉兼用種の「岡崎おうはん」の雌を交配した「旨味」と「歯ごたえ」が特徴の鶏です。
6次化×知的財産
生産し(1次)、加工し(2次)、販売する(3次)いわゆる6次産業化ですが、今後はここに知的財産権をからめるのが肝要と思います。
今年1月に「かながわ鶏」のロゴマークが商標登録されました。知的財産の一つである商標権は、育てる権利といわれます。最初はゼロに近い価値のものを育てながら価値を上げていくという意味です。生産・加工・販売の各過程で不断の改良を行い「かながわ鶏」というブランドへの信頼を高め、やがてはブランド名だけで顧客を引寄せるよう努力をする。今後はこのような積極的知財戦略が必要です。随時、提言して参ります。
※畜産技術センターの取材動画は、私のHP/http://kogateruki.com/のテルテルTVよりご覧いただけます。
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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