十日市場駅前で6月30日、地元農家が野菜や米などを販売する十日市場の「いちば」が開催された。地域住民らで組織された「十日市場駅周辺活性化協議会」が主催した。
十日市場は近世後期、毎月10日に市場が開催されていたことが地名の由来と言われている。その市場を復活させ、地域活性化につなげようと、2年前からスタートした取り組みだ。地元の新鮮な農産物を手に入れられる場として次第に定着してきた。
当日は、7軒の農家が出店。キュウリやたまねぎ、ピーマンなどの野菜が販売された。そのほか、日本穀物検定協会による米の食味ランキングで最高評価を神奈川県で初めて受けた「はるみ」などの米も数多く並んでいた。
また、飲食店の海鮮酒家海陽飯店の協力のもと、地元の米を使用したレシピの紹介も行われていた。
野菜や米を出品した地元農家の田中賢さんは「自分達が一生懸命作ったものが地域の人に食べてもらえることはうれしい」と話した。また、採れたて野菜を購入した近隣住民は「水田などがあるのは知っているが、地元の野菜や米を購入する場はなかなかない。生産者と会話をしながら購入できるので、安心感がある」と感想を話した。
同市場は7月7日、14日の午前10時から正午に十日市場駅前で開催される予定だ。商品が売り切れ次第終了。荒天時には、中止の場合もある。
問い合わせや詳細は、緑区役所区政推進課企画調整係【電話】045・930・2217へ。
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