神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2018年7月5日 エリアトップへ

大災害発生時 ごみ量、年間の11倍に 処理に2年 市が計画素案

社会

公開:2018年7月5日

  • LINE
  • hatena

 横浜市は大規模災害時に出る災害廃棄物について、処理計画の素案を策定した。7月末まで市民意見を募集している。廃棄物量は最大で、市内一年間の11倍に相当する1319万トンと推計。目標処理期間は2年間とし、「そのための計画」と位置づける。

 これまで市防災計画の中の一部のみだった災害廃棄物について、特化した形の計画策定は初めて。素案は過去の災害や他都市の計画なども調査・研究してまとめた。

各区に仮置き数カ所

 発生量は市内で最も被害想定の大きい元禄型関東地震をもとに推計。大量のがれきの処理に必要な仮置場の面積も算出した。一時保管場所とする一次仮置場は、市内全体で116ヘクタールを要するとし、各区に数カ所、2週間以内に設置する。

 二次仮置場は、処分施設への搬送拠点として市内に数カ所を想定。市全体での必要面積は、みなとみらい21地区(186ヘクタール)の広さに近い171ヘクタール。2カ月以内に開設する。

未利用地を把握へ

 廃棄物は、し尿、生活・避難所ごみ、片づけごみ、災害がれきの4種類。熊本地震では、生ごみが混ざり衛生面で課題となった例もあり、命に関わるとされるトイレの問題と合わせ、「迅速な処分は不可欠」と担当者は話す。

 そのために必要となるのが仮置き場の候補地選定だが、都市部で広大な未利用地や公有地は限られているのが現状。その上、救命や作業用地など、同じ土地を様々な用途で活用することも考慮しなければならない。

 これについて市は「多くの土地が必要になる。各区で推計の面積以上の空き地や未利用地の把握に努める」とする。

 また、排出ルールなど、市民への事前周知の重要性も認識しているとし、リーフレットを作成するなどして情報発信していく考え。「災害ごみは心身の大きな負担。計画は2年で処理するための指針。生活再建、地域経済復興にもつなげられるはず」と担当者。素案資料は各区役所又は市ホームページなどで閲覧できる。

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook