神奈川県内の少年サッカーチームが出場する「奥寺杯少年サッカー大会」の決勝戦がこのほど行われ、区内森の台小学校を拠点に活動する「FCカルパ」が、アベック優勝を果たした。
同大会(横浜市緑区サッカー連盟主催)は今年で第19回を数える。「4年の部」「6年の部」で予選リーグを行い、決勝トーナメントで優勝を目指す。これまでに2部門でのアベック優勝は、第2回大会で「あざみ野FC」が成し遂げて以来17大会振りの快挙となった。
岩永豊司代表によると、丁寧にパスをつないで相手のゴールを目指すスタイルが特徴の同チームは、第14、15回大会の4年の部で優勝。しかし、6年の部では優勝経験はなく、アベック優勝を目標に掲げて大会に臨んだという。また、「アベック優勝」と同時に掲げた「全員出場」の目標も達成している。
4年の部には45チームが出場。30チームで争われた決勝トーナメント初戦は「FCオリオン」。PKで3―2と勝利すると、「横浜東―R」に3―2、「瀬谷FC」に1―0と順当に勝ち進んで行った。準決勝の「富岡SC」戦では1―1からPKで5―4と勝利を収めた。決勝は、2年前の「国際チビッ子サッカー大会」の決勝トーナメントで敗れていた「駒林SC」だったが、1―0で同部門3度目の頂点に立った。
48チームがエントリーした6年の部は、32チームが決勝トーナメントへ。同チームの初戦は、同じ区内で低学年時から競い合ってきた「FC霧が丘」。PK戦までもつれ込み5―3で勝利した。その後は「南JFC」に4―0、準決勝の「FC鷹」に2―0と決勝へと駒を進めた。「原FC」との決勝戦では前後半ともに互角の戦い。2度目のPK戦で3―0と同部門初優勝となった。
岩永代表は「県内の強豪チームが出場する大会で優勝できたことは嬉しい。子どもたちの自信にもつながったと思う」と話した。
FCカルパは2004年にわずか7人の小学6年生で発足。発足当時の7人が案を持寄り、イタリア語で「鯉」を意味する「カルパ」にチーム名が決定したのだという。今後は県サッカー協会が主催する公式戦での優勝が目標だ。
緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|