県政レポート 25 地熱発電と温泉エビ 神奈川県議会議員(緑区選出) 古賀てるき
11月12〜14日にかけて、福島市次世代エネルギーパークの視察に行って参りました。今回はその中から、土湯温泉で行われているバイナリー発電をご報告いたします。
バイナリー発電とは
バイナリー発電は「地下から取出した熱水」で「沸点の低い媒体」を熱しその蒸気で発電する形式で、二つの要素からなる(バイナリー)ことからこの名前がついています。土湯温泉ではノルマルペンタンという沸点が36度の媒体を使っていました。
バイナリー発電は、温泉水で低沸点媒体を湯せんするので、温泉水の量や成分は変化せず、発電後に温泉水をそのまま給湯することができるという利点があります。
箱根でもバイナリー発電について検証していますが、お湯の温度が低いため適さないという報告が出ています。しかし、沸点の低い媒体を使用するなど更なる可能性を探るべきです。
温泉エビの養殖も
蒸気となったペンタンの冷却のため水を使いますが、この冷却水は温度が上がります。土湯温泉ではこの温水を利用してエビの養殖を試みていました。商業ベースに乗せるのはこれからですが、チャレンジ精神は素晴らしい。見習って参ります。
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「紅麹」から考える安心な暮らし4月4日 |
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