県政から地元への安全安心の取り組み【1】 神奈川県議会議員・やなぎした剛
県政の重要な課題である安全安心については、近年多発するゲリラ豪雨や大型台風等により、「河川」や「がけ崩れ」などの自然災害から、緑区民の”いのち”と”財産”を、守るため、地元の皆様のご意見を聞きながら、取り組んでまいります。
まず「河川」の安全安心ですが、区中心部を流れる恩田川で、抜本的な治水対策を図るために、新たな「遊水地」が整備されることになりました。今年9月1日には土地所有者への説明会、今月8日には地元全体への説明会が開催され、年明けからは、現地での測量や地質の調査が実施される予定です。「遊水地」の具体的な場所としては、小山町の東名高速に近い北西端エリアで、八十橋の下流から、坂下橋の上流にあるテーブルガーデンセンターまでの区域、面積が約3ヘクタール、計画容量が約10万㎥の計画になっています。県は今後、詳細設計や関係機関調整、及び土地所有者の方々との交渉等を丁寧に進めていきます。
がけ崩れ対策
次に、「がけ崩れ」などの安全安心への対策ですが、これは、土砂災害防止対策というもので、大きく二つの柱により対策が進められています。一つは、急傾斜地防止法に基づく「ハード対策」で、がけの崩壊を防止するための工事を実施するものであり、もう一つは、土砂災害防止法に基づく「ソフト対策」で、がけ崩れの危険性のある区域の周知や土地利用の制限等により、がけ崩れ対策を行うものです。
地元緑区におけるハード対策は、がけ崩れの危険度や地元の合意形成状況等により計画的に進められており、もう一つのソフト対策は、既に調査・指定告示手続が完了した土砂災害警戒区域(通称イエローゾーン)等において、現在、全国的に調査・指定作業が進められている「土砂災害”特別”警戒区域(通称レッドゾーン)」について、年明けの1月下旬から、現地での具体な現地調査等に入っていく予定です。
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