「緑区歯科医師会」(遠見治会長)は緑福祉保健センターで1月31日、無料口腔がん検診を実施した。
舌や歯肉、頬の粘膜などの異常をチェックし、異常があれば早期発見、早期治療に結びつけることを目的とした同会主催の無料口腔がん検診は今回で5回目。これまでに実際の発見にもつながっているという。
当日の検診にあたっては、横浜労災病院顎口腔機能再建外科部長・亀井和利氏、横浜総合病院歯科口腔外科部長・今村栄作氏が同歯科医師会員への指導や検診方法の確認を行った。
同会所属の歯科医師約20人は受診者に対し問診を実施。検診では唾液線やリンパ節などに対する触診を行ったほか、口腔内の粘膜や舌部の裏側までを丁寧に観察し、異常がないかをチェックした。
口の中のできものが何度もつぶれて膿のようなものがでていたことを心配し検診を受けたという田中康雄さん(東本郷在住)は「歯医者には定期的に行けていない。膿は虫歯が原因だから悪いものではないということだった」と安心した様子。
遠見会長は「生涯で2人に1人ががんになると言われる時代で不安や迷いを抱えている人が多いと思う。このような取組を今後も継続し、不安や迷いを解消できれば。また、口の中の健康に関心を持って頂けたら」と話した。
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