緑区はこのほど、2019年度の予算案をまとめた。まちづくりに関する区独自の課題に取り組むための自主企画事業には9787万3千円(36事業)を計上。19年度に迎える緑区制50周年記念事業などを重点政策事業に挙げた。
区の19年度予算案は、自主企画事業に9787万3千円、統合事務事業費4331万円、区庁舎・区民利用施設管理費5億7004万6千円、SDGs未来都市地域主体型事業、地域のつながりづくり推進事業1000万円と計7億1222万9千円。昨年度と比べ、自主企画事業で106万5千円増、合計では1874万1千円の増加となっている。予算案は現在開かれている市会定例会で審議され、3月中に議決される予定だ。
自主企画事業には「誰もが住んで良かったと思えるやさしいまちづくり」を目指し、災害に強いまちづくりを進める「安全・安心なまち」、子育てや高齢者支援を行う「いきいき暮らせるまち」、豊かな自然を守り歴史的財産のPRなどを行う「みどりの魅力あふれるまち」の3項目が挙げられた。
その中で主な重点政策事業としているのは次の4つ。「災害に強いまちづくり事業」では、今年度実施した地域BWA(地域広帯域移動無線アクセス)の整備に伴う情報伝達ツールの購入などの災害発生時の区本部機能強化事業や、地域防災拠点等強化事業などに充てられる予定だ。
「保育所すこやか子育て支援事業」では、未就学児と保護者を対象に開催する『あつまれ!みどりっこまつり』で従来の各ブースを参加保育園が手作りで作る形式に加え、緑公会堂でのコンサート開催を予定する。
また、「緑区制50周年記念事業」には1253万2千円を計上。区民と共に節目の年を祝うことを目的とし、参加型アートイベント『わらアート(仮称)』、体験型のまち運営イベント『子どものまちづくりイベント』、『緑区制50周年記念誌事業』などが予定されている。さらに、区制50周年関連の「住み続けたいふるさと緑区事業」を挙げている。ここでは、公園内や道路擁壁への壁画作製をはじめ、区内11連合自治会での記念植樹、区内を横断する山下長津田線の歩道に区制50周年記念ロゴやミドリンをデザインしたマンホールの設置に取り組む。
区担当者は「50周年という節目の年を、緑区全体で盛り上げていきたい」としている。
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