緑警察署がこのほど公表した2018年の刑法犯認知件数が08年の2225件から10年連続で減少していることが分かった。「地域住民の防犯意識の高まりが一役買っている」と同署担当者は話した。
刑法犯認知件数とは、主に窃盗や詐欺などで被害届が出され、警察が犯罪と認知した件数のこと。緑署管内では、08年に2225件だったが、昨年は790件となり、3分の1にまで減少した。
緑警察署では、区内の連合自治会長が集まる場で、毎月1回、「どのような犯罪が多かったか」を伝え、注意を呼びかけている。「防犯パトロールを自治会が定期的に行うなど自主防犯の意識が他区に比べて高いように感じる。防犯意識の高まりが地域住民一人ひとりにまで浸透してきていることが数を減らしている要因ではないか」と同署の担当者は分析している。
だが、今年に入り振り込め詐欺被害が急増しており、同署は注意を呼びかけている。
同署では、呼出音が鳴る前に「通話内容を録音します」と犯人が嫌う警告メッセージが流れ、使用している固定電話に取り付け可能な「迷惑電話防止機能付機器」の1年間無償貸し出しを今年からスタートさせた。区内在住で60歳以上の人が対象。警察官が取り付けも行ってくれる。
問い合わせは、同署生活安全課【電話】045・932・0110へ。
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