緑区内を縦断する環状4号線沿いの街路(霧が丘2丁目、遊水地前交差点付近)に18日、1本の桜の木が植えられた。
これは、緑土木事務所が実施する緑区制50周年記念事業の一環。同事務所で3つの記念事業を計画しており、今回の「ふるさと緑区植樹事業」では、次世代に豊かな緑を引き継ぐことや、子どもたちに街路樹の役割などを理解してもらい愛着を深めてもらうことを目的としている。植樹は区内に11ある連合自治会に1箇所1本を基本とし実施する。
18日に行われた記念植樹式には、小野崎信之緑区長をはじめ、塚田順一霧が丘連合自治会長、出口晴基横浜市立霧が丘義務教育学校長や同校5年生児童10人らが出席。児童たちは街路樹の役割についてのミニ講座に耳を傾けた後、事前に連合自治会が指定した「ヨウコウザクラ」の根本にスコップを使って土を盛り、水やりをする植樹体験に参加した。
小野㟢区長は「地域の方は、桜並木に桜が咲くのを楽しみにしている。そんな緑区の宝を次世代に引き継いでいきたい。霧が丘の良い環境が今後も続くことを願っている」と話した。
また、出口校長は「貴重な体験をさせて頂き地域には感謝したい。子どもも桜もこれから一緒に成長していくのが楽しみ」と笑顔で話した。
「桜並木を守っていく」霧が丘連合地区
緑土木事務所の担当者によると、区内の環状4号線沿いには昭和50年代から植えられたソメイヨシノが約600本植えられているという。また、一般的には50〜60年が寿命だというが、25年ほど経過すると、木の根元や幹などが空洞化するなどの病気になることがあり、倒木などの恐れがでてくる。
同事務所では、樹木医に依頼し点検を実施。点検の結果、倒木の恐れがあると診断された木を2015年度から年間で15本程度を伐採し、周辺のソメイヨシノとのバランスを調整しながら、病気に強いヨウコウザクラを10本程度植樹している。
塚田会長は「桜並木を地域で大切に守っていきたい」と語った。なお、霧が丘地区以外の10連合地区での植樹はすべて19年度中を予定している。
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