神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
緑区版 公開:2019年4月4日 エリアトップへ

横浜市 外国人材 受入体制強化へ 11言語対応窓口を設置

社会

公開:2019年4月4日

  • LINE
  • hatena
市国際交流協会内の現在の窓口
市国際交流協会内の現在の窓口

 法改正により就労条件が緩和され増加が予想される外国人。横浜市では総合的な情報提供や相談を行う新拠点開設などを新規事業に掲げ、外国人の受入環境整備を強化する。一方、日本語教室の多くがボランティアによるもので、その支援強化が求められている。

 中小企業などの人手不足の深刻化を踏まえ、新たな在留資格を目玉とする改正出入国管理法が昨年12月に成立、4月に施行される。これにより介護や農業などの14業種で外国人の就労が認められることになり、一層の増加が見込まれている。

 外国人材の増加を見据え市は昨年11月、国に環境整備の予算的措置を要望。2019年度は国の交付金メニューを活用し5400万円を計上した。

19年度予算に5400万円

 事業の柱には、総合的な情報提供および相談を行う拠点の開設がある。

 (公財)市国際交流協会=西区=内に11言語に対応した専用の窓口を設置。専門スキルを持った人材の配置や多言語音声翻訳システムなどを活用して就職支援なども含む外国人の相談にワンストップで対応する。19年度中の開設予定。また、外国人の身近な相談窓口である市内11カ所の国際交流ラウンジ間の連携を強化するため、新拠点がセンター的な役割を担う。

 市は自治会町内会と連携し外国人向けの生活のしおりを作成するなど、地域とのつながりづくりも進める方針だ。

 日本語学習の支援も柱の1つ。市内ではNPOや市民団体が運営する約130の教室があるが、指導内容に基準がなく、学習レベルがバラバラなのが実態。そのため市は、実態把握をはじめ指導ノウハウを共有し学習レベルの底上げに取り組む。

 学習ボランティアを行う中区の貝藤輝子さんは「日本語の学習支援はボランティアが担っているところが大きい」と指摘。テキストのコピー代や教材は持ち出しや手作りなのが現状だ。「学習教材の提供などがあればうれしい」と話していた。

 市内外国人人口は2月末時点で9万7970人。5年間で約3割増加しており全国で2番目に多い。国籍は多い順に中国・韓国・フィリピン・ベトナム・ネパールと続く。

緑区版のトップニュース最新6

緑区からボートレーサーに

東本郷在住植竹玲奈さん

緑区からボートレーサーに

28年ぶり、デビューは5月

4月25日

DX対応でサイト新設

地域子育て支援拠点

DX対応でサイト新設

6月開始のアプリと連携も

4月25日

謝金、倍額に引き上げ

特別支援教育支援員

謝金、倍額に引き上げ

ニーズ発掘し、人員確保へ

4月18日

「地域活動のきっかけに」

緑ふれあいサロン

「地域活動のきっかけに」

次代の担い手を醸成

4月18日

「STGs」を発表

竹山住宅管理組合協議会

「STGs」を発表

できることから実行を

4月11日

障害者診療「限界近い」

横浜市歯科保健医療センター

障害者診療「限界近い」

二次機関拡充求める声も

4月11日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 4月20日0:00更新

緑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

ハープで名曲奏でる

みなとみらいホール

ハープで名曲奏でる 三浦市文化

4月27日にコンサート

4月27日~4月27日

緑区版のイベント一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook