緑区版 掲載号:2019年4月11日号 エリアトップへ

横浜市緑区民文化センター「みどりアートパーク」の館長に就任した 小野 明男さん 川崎市在住 62歳

掲載号:2019年4月11日号

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文化芸術で人と人つなぐ

 ○…「文化芸術を通じて、地域の人々の絆を作っていきたい」と思いを語った。今までやってきたコンサートなどを継続しつつ、新たに打ち出したキーワードは”文化の出前”だ。地域の様々な団体と連携を図り、館内だけに留まるのではなく、積極的に外へと出ていく。「多くの区民に音楽や演劇、アートなどに触れる機会を提供したい」。新しいみどりアートパーク改革の旗振り役を担う。

 ○…東京都生まれ。少年時代を振り返れば、鉄道の思い出ばかり。祖父が国鉄の技術者だった影響を受けた。特に、よく写真を撮りに行ったのは、北海道だという。「黒いSLと白い雪のコントラストが美しくてね」と懐かしそうに笑った。

 ○…大学に入ると、アルバイトで資金を貯めてインドを度々訪れた。貧困の残る町などを歩いた。そんな旅の途中で出会った日本メディアの記者。心の底から楽しそうに仕事をしている姿に憧れ、自身も記者の道を選んだ。神奈川新聞社入社後は、長い間神奈川県警を担当した。山梨県上九一色村にあったオウム真理教の教団施設に警察が家宅捜索に入った時も、記者として現場取材をしていたという。「毒ガスを撒いていないかを確かめるため、警察官が小鳥を連れながら、施設に近づく様子を今も覚えている」と当時を振り返った。

 ○…取材で知り合った人たちと丹沢の自然を考えるNPOを一緒に立ち上げたのは、30年前。その日以来、つながりは今も続き、一緒に米作りを行っている。「一生のつながりを持てるのが地方紙記者の醍醐味だね」とにこり。長年の間、新聞の紙面を通じて、人と人をつないできた。「今度は、文化芸術で人と人をつなぎたい」。新聞記者時代に培った力を生かして、みどりアートパークを盛り上げていく。

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