鴨居駅周辺まちづくり研究会の代表に就任した 保谷 威司さん 鴨居在住 76歳
明るく、楽しく、仲良く
○…鴨居駅周辺の清掃活動や、鴨居駅構内でのコンサートなどを行う団体「鴨居駅周辺まちづくり研究会」の４代目代表に就任した。同団体のメンバーが仲良く、一体感を持って活動できるような”つなぎ役”を目指している。「モットーは明るく、楽しく、仲良く。活動を通じて、地域を盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。
○…横浜市鶴見区生まれ。小学校の頃、当時珍しかったレコードプレーヤーが仲の良い友人宅にあった。そこから流れてきたのは、エルヴィス・プレスリーなどの洋楽の数々。「かっこいい」と少年の心は打たれ、それ以来、音楽のとりこに。大学入学後には、バンドを組み、演奏に明け暮れる日々が続いた。
○…大学卒業後は、長い間、ものづくりの世界に関わってきた。だが、会社員時代もピアノの弾き語りやジャズなどの音楽にチャレンジすることを忘れなかった。定年後には、自身で音楽の会社を立ち上げたほどだ。今も、様々なイベントで歌うなど仕事として活躍を続ける。そのほか、老人ホームなどでボランティア演奏も。「演奏すると、車椅子で普段立つことのなかった高齢者が立ち上がり、ゆっくりとだが、楽しそうに踊る姿を見て、音楽の力って本当に偉大だなと感じる」と語気を強めた。
○…同研究会に入ったのも、鴨居駅でのコンサートを見て、自分も出てみたいと思ったのがきっかけだった。人前に出ることが多いせいか、ファッションにも気を使っている。帽子だけでも20種類以上を持っているという。そのほか、美味しいグルメ情報も数多く知っているのだとか。「でも、一番美味しいのは、心の通じ合った仲間と食べる飯だね」。様々な活動で出会った仲間と今日も絆を深めていく。
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