「よこはまブランド」として、区内では、小山町や北八朔町で栽培されている「浜なし」。日照不足の影響も心配されたが、例年通りの成長を見せ、農家は胸をなでおろしている。農家の庭先での販売も始まった。
「浜なし」は、市内の認定果樹生産者団体の統一ブランド名で、「新水」、「幸水」、「豊水」などが主な品種だ。
市場には出回らず、樹上で十分に完熟した大玉を庭先などで販売している。
小山町地域の11園で組織される小山果樹組合の落合清治組合長(落合園)は、「日照不足の影響はほとんどない。若干収穫時期が昨年に比べて遅い程度で安心している」と笑顔を見せた。
同園では、4月6日頃に開花を確認。受粉作業は、4月17日に終了したという。そこから約1カ月の間で、果実の発育と枝を保護するために間引きする「摘果」を実施。
今年、関東甲信地方では、平年よりも8日遅く、昨年に比べると30日遅い7月29日頃に梅雨明けしたと見られる。
同園で栽培している三品種の中で一番早い収穫となる新水は7月31日現在で直径約80〜90mm。「例年通りの大きさに育ってくれてうれしい」と落合組合長。
収穫作業は、7月下旬頃から開始され、8月上旬頃からはそれぞれの農家の庭先などで販売されている風景が数多く見られた。
「浜なし味わって」
小山果樹組合では、中山駅北口前での梨直売所を19日(月)にオープンさせる予定だという。時間は、午後1時から。売り切れ次第終了する。「それぞれの農家が手間暇をかけて、一生懸命育てた浜なし。是非、味わってほしい。きっと喜んでもらえるはず」と落合さんは太鼓判を押した。問い合わせは、落合さん【電話】045・932・5223へ。
また、そのほかにも北八朔農産物直売所(北八朔町216の1)も8月16日(金)正午からオープンする(9月中旬までを予定)。問い合わせは、【携帯電話】090・3204・0839へ(販売期間のみ)。
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