今年50周年を迎えた緑区ヘルスメイトの会長を務める 山村 藤子さん 三保町在住 71歳
食を通じて、輪を生み出す
○…「私たちの健康は私たちの手で」を合言葉に活動する健康づくりボランティア「緑区ヘルスメイト」。100人を超える会員を束ね、様々なイベントなどを仕掛けている。「それぞれの得意分野を生かして、のびのび、楽しく活動しています」と笑顔を見せる。50周年を記念した講演会を企画するほか、健康に良いレシピ集をまとめあげるなど活動の幅は広がり続けている。「健康寿命を伸ばしたい」。そんな強い思いでリーダーシップを発揮する日々だ。
○…新潟県生まれ。両親は、教員だった。「楽しそうに仕事をする様子を見て自然と憧れを持った」と振り返る。共働きだったため、小学校の頃から料理作りは自分の役割だったという。「美味しくて、体に良い料理を作って、家族に喜んでもらっていたよ」とにこり。
○…小学校の教員となり、神奈川県へ。育休の時以外、38年間学校を休んだことがないことが自慢。授業中は、一度も椅子に座ることなく、児童一人ひとりに寄り添い、声をかける。そんな姿勢もあってか、「長い教員人生で、いじめや不登校は一人も出さなかった」と誇らしげな表情を見せる。仕事だけではない。日曜日に一週間分の下ごしらえを行い、健康料理も家族へ作り続けた。振り返れば、病気知らずの人生だった。定年後、健康を伝え、役に立ちたいと緑区ヘルスメイトに加入。第二の人生を力強く歩んでいる。
○…孫にも野菜を使った菓子を作るなど、料理を通じて触れ合う。今年もおせち料理は、親戚らと手作りする予定だ。「料理を通じて、会話に花が咲くのはうれしいね」。もちろん、おせち料理も、素材そのものの味を引き出し、塩分控えめ。いつも、健康に対する意識は欠かさない。
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