令和元年秋の褒章で黄綬褒章を受章した 土志田 領司さん 長津田在住 68歳
建設一筋、ほとばしる情熱
○…建設業一筋の人生だ。土志田建設の社長に着任して早25年以上。「自分たちだけではなく、建設業界全体の発展を」との思いから横浜建設業協会会長も務めた。現在は、全国中小建設業協会の会長として手腕を発揮している。そんな長年の活躍が認められ、黄綬褒章を受章。「自分が取り組んできたことを評価してもらえてうれしい。今まで関わってきたすべての人に感謝したい」と笑顔を見せる。
○…長津田生まれ。両親が土志田建設を創業したのは、自身が生まれた直後。物心ついた時から現場に出て家業を手伝っていた。周りにいた大工などの職人たちに可愛がってもらっていたとい
う。高校卒業後、土木を学ぶために専門学校に通いながら、働いた時期も。「勉強も仕事もやればできると自信がついた」と振り返る。22歳で結婚。翌年には、子宝にも恵まれたことで責任感も大きくなった。20代は現場で必死に仕事に取り組んだ。30代以降は複数の現場統括を任されるようになっていった。
○…バブルが崩壊し、建設業界も苦境に陥っていた頃に社長へ着任した。「業界全体で団結して、変わっていくためにとにかく必死だったね。60歳まであっという間に時間が過ぎ去っていったよ」と語った。今後の展望を聞けば、「台風などの災害が起こったとしても被害を小さくする事前防災、減災に力を入れたい。地域のために努力し建設業のイメージも変えていきたい」と力強く前を向いた。
○…趣味は妻との旅行。カメラを持ち、各地の建物を写真に収めるのが習慣だ。「妻には長年たくさん苦労もかけた。それでも文句も言わず、ついてきてくれた。頭が上がらないよ」。そんな妻には、旅行先で必ずプレゼントを渡すそうだ。
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