上山小学校(生中信行校長)で11日、川柳を学ぶ授業が行われた。
講師は、泉区在住の熊田松雄さん(69)が務めた。熊田さんは、定年後、ボランティアとして、学校や介護施設などで川柳を教える活動を行っている。
同校では、年に1回川柳集を発行するなど、学習を盛んに行っている。校長室の前には、作成した川柳を入れる「ポスト」が設けられており、児童は日々川柳を作ることを楽しみにしている。
今回は、同校の3年生が熊田さんの授業を受けた。熊田さんは一部分を隠した川柳を見せ、「ここにどんな言葉が入るかな」と質問。積極的に次々と手を挙げ、自分の案を発表していた。その後、児童は、様々な気持ちを表す川柳を短冊に書いていた。
授業では、「その気持ち分かる」「いい表現だね」などと感想を言い合う様子も見られた。
熊田さんは、「毎回、子どもの新鮮な発想や、言葉の選び方には、驚かされる。川柳の授業は児童同士が共感することが多い。クラスの一体感も高まる」と話した。
最後には、「短い言葉でも自分の思いを伝えられる心地良さに気が付いたかな。これからも自分の気持ちを表現することを大切にしてね」と授業を締めくくっていた。
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