緑区は、来年の3月末頃を目途に、東洋英和女学院大学(三保町32)と連携協定を結ぶ方向で話を進めていることが分かった。12日には、小野崎信之緑区長らが同大を訪問。締結に向けて初めて意見交換を行った。
緑区は、横浜創英大学と「横浜創英大学と横浜市緑区との連携・協力に関する基本協定書」を結んでいる。同協定には、大学図書館の開放や、学生と地域住民との交流などが明記されている。
だが、そのほかの大学とは協定を結んでいない。東洋英和女学院大学と緑区は、区主催のイベントで同大生徒らがハンドベル演奏をするなど、連携してきたこともあるが、取り組みは多いとは言えなかった。
そこで、現在横浜創英大学と結んでいるような協定を結び、今後連携を深めていこうと両者の考えが一致した。
12日には、小野崎緑区長ら7人が初めて同大を訪問。同大の池田明史学長ら7人と約1時間に渡って、「両者でどのような連携ができるのか」と意見交換を行った。
同大には、国際社会学部がある点を踏まえ、「様々な世界の地域の専門家がいる。また、留学から戻ってきた生徒などが緑区の地域の中で外国人と交流できる場があれば、学生の学びとなる」と池田学長は話した。小野崎区長も「区内では、インド人が特に多い。外国人は今後も増えるだろう。区としても、外国人に対応できるように整備を進めたい。その点、協力できたら」などと意見を交わした。
また、同大には保育子ども学科があり、保育などを学ぶ学生も多い。そのため「子どもを対象にした区のイベントにも関わってほしい」など様々な意見も出た。
池田学長は「本学は今年開学30周年、緑区制は50周年。今年度中に協定を結べたら」と意欲を見せた。それに対して、小野崎区長も「ぜひ、お互いできることを探していきたい」と答えていた。
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