県立白山高校で6日、総合学習の中で、計画的な生活設計・家計管理について考える授業が行われた。
当日は、PROMISEを展開するSMBCコンシューマーファイナンス(株)の社員で横浜お客様サービスプラザの山本慶史氏を講師に招いた。同社は、未来を担う学生らの金の流れに関する知識や判断力向上のため、金融経済教育の普及に励んでいる。今回の授業は同取り組みの一環で、同校で授業を行うのは3年目となる。
授業は、同校1年生310人を対象に「生活設計・家計管理」をテーマに実施。山本氏は、「将来の夢や欲しい物、やりたいことを思い描いてみてください」と生徒に語りかけた上で、思い描いた夢などを叶えるには金銭が必要な場合が大半なので、計画的なライフプランを立てることが重要だとした。続けて、子育てがひと段落する50代から60代にかけて収入や支出がピークになることや、大卒で一般労働者の場合で生涯賃金が男性で約2億4300万、女性で約1億9500万であることを紹介していた。また、高校を卒業後にフリーターとして過ごした場合の生涯賃金をクイズ形式で紹介。三択(【1】「約7000万円」【2】「約8000万円」【3】「約1億円」)のうち約7000万であることが発表されると、会場はどよめいた。さらに、結婚にかかる費用(結納・婚約から新婚旅行まで)についても【1】「約270万」【2】「370万」【3】「470万」の三択で出題。生徒は、それぞれに思う金額に対して手を挙げて意思表示をする場面が見られた。山本氏は「みなさんがやりたい事をして幸せになることが大切。そのために将来設計を考えるきっかけになってもらえたら」と話した。
授業を聞き終えた島萌さんは「私は高卒で就職してお金を稼ぎたい。貯蓄手法などためになる話を聞くことができた。お金が貯まったら家族旅行に行きたい」と話した。
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