新治里山公園旭谷戸広場で5日、6日、7日の3日間、醤油作りが行われた。中山エリアで街作りなどを行う753プロジェクトが主催した。
企画者の大谷浩之介さん(42)は、約12年前から手作りで醤油を作り始めた。
約7年前からは同公園で醤油作りを実施している。大谷さんは「自分たちで作る醤油が美味しいことを知ってほしい。そして、醤油は多くの人の協力がなければ完成できない。仲間と作る喜びも味わってほしい。その結果、醤油作りが人と人をつなぐコミュニティ形成に一役買っている」と話した。
今回は、3日間で100人以上が醤油作りに参加していた。当日は、醤油麹に塩と水を混ぜて、1年間かけて仕込んだ「もろみ」を湯で溶く作業を行った後、圧力をかけて醤油を少しずつ搾り出していた。
鎌倉から参加したという百村里絵さんは「味見をしてみて、『美味しい』の一言ですね。仲間と一緒に手作りするのも醍醐味のひとつです」と笑顔だった。
搾り立ての醤油を何度も舐めていた寺谷奏太君(3)は、「しょっぱいけど、美味しい」と満面の笑みを見せていた。母親の茉希子さんは「家の醤油をここまで舐めることはないので、美味しいのだと思う。醤油作りの過程を見る機会はなかなかないので貴重な経験。子どもも楽しんで学んでいると思う」と話した。
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