オートバイレンタル事業を展開する「レンタル819」は現在、医療従事者を対象に排気量50ccのバイクを無償で貸し出している。新型コロナウイルスの治療など最前線で奮闘を続ける医療従事者の「通勤の足に」との思いから。期間は6月末まで。
「レンタル819」は全国140店舗を展開し、登録台数3200台以上を誇る。同店を運営する「株式会社キズキ」(松崎一成代表取締役)の担当者によると、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、通勤時に満員電車など公共交通機関の人混みを避けることができることをメリットとした「バイク通勤割り」を3月11日に開始(6日間以上連続利用で50%引き、31日(日)まで)。
「健全な医療活動を」
また、サービス開始前の2月中下旬から医療従事者からの問い合わせが増えていた。新型コロナウイルス感染症の影響により、全国の医療現場では医師や看護師をはじめとした医療従事者が日々奮闘している状況から同社は「医療従事者の方々に健全な医療活動をしてもらうために、また、私たちが安心して医療を受けられるよう今、レンタル819ができることは何か」と考え、同サービスをスタートさせた。全国24店舗で実施されており、県内では「東名横浜店」(長津田町5799)「横浜H-D店」(神奈川区)の2店舗。貸出件数は約30件(7日現在)。貸出車両は排気量50ccのバイクで費用は無料(通常4700円〜6900円/日)。直接新型コロナウイルス関連の医療活動を行っていなくても医療従事者であれば貸し出す。
無償で貸し出されるバイクは、任意保険と盗難補償は加入済。なお、利用中のガソリン代や駐車場代のほか、利用中の車両の破損修理代は自己負担となる。
また、新型コロナウイルス感染予防の観点から、ヘルメット(通常1000円/日)とグローブ(同300円)の貸出が自粛されている。
同社担当者は「通勤時の”密”を避けたいとお考えの方は、気軽にお問い合わせください」と話す。
問い合わせ・申し込みは、【電話】050・6861・5846(受付午前10時〜午後7時)へ。
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