緑区の今年度の目標や取り組みを示す「運営方針」がこのほど公表された。基本目標を「次世代につなぐ みんなにやさしいまち『ふるさと みどり』」とした。
運営方針は、区の取り組みや事業の方向性を示すもの。毎年この時期に、各区で公表されている。 今年度、緑区では、「次世代につなぐ みんなにやさしいまち『ふるさと みどり』」を基本目標とし、目標達成に向けた施策として、「安全・安心なまち」「いきいき暮らせるまち」「みどりの魅力あふれるまち」を掲げた。
「安全・安心なまち」の中で総務課の担当者は、「昨年10月に発生し、区内でも大きな被害をもたらした台風19号だが、風水害の場合は全ての避難場所を開設するのではなく、避難勧告をかけた地域を中心に区が指定した避難場所(指定緊急避難場所)を開設する。その周知が不足していた部分があったので、様々な手法・手段を使い広報に力を入れる」と話す。また、新型コロナウイルス感染症の発生状況を踏まえ、感染予防に関する情報発信や避難場所での対応、窓口などでの感染予防に取り組むとしている。
「いきいき暮らせるまち」の中では誰もが安心して暮らし続けられるよう、様々な施策を推進する。例えば、昨年度作成した「緑区エンディングノート」の普及啓発に努める。また、外国人増加率が高い緑区内に国際交流ラウンジの開設が予定されているほか、行政窓口の多言語対応を進めるなど、多文化共生の一層の推進を図るとしている。
「みどりの魅力あふれるまち」では、緑区の農の魅力を広く発信することで、地産地消を進め、農業の振興を図るため、区庁舎内直売所やみどり地場野菜の直売所(JAと共催)、地産地消講座などを実施する予定だ。また、区内7つの商店街を巡り、お得に楽しく新発見ができる緑区商店街ポイントラリーも開催予定。さらに、5月に開館25周年を迎えた緑図書館とともに「第二次緑区読書活動推進目標」に沿って子どもから大人まで多くの人が本と触れ合い、読書を楽しめる取り組みを進める。
また、区の担当者は「新型コロナウイルスの影響もあり、今年度開催予定のイベント実施は時期などを検討しながら行う」とした。
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